フロントエンドエンジニアの副業は30代でも可能なのか?
コロナ渦で収入が減ってしまう人が後を絶たない一方で、副業を始める人も増えています。
特に、プログラミングを使ったフロントエンドエンジニアの副業に注目する人が多いようです。
しかし、プログラミングを習得するにはある程度の学習が必要になるので、挫折してしまう人も少なくありません。
特に30代、40代の方の多くは、「今から学習を始めても遅いのではないか」と、フロントエンドエンジニアを目指すことを諦めてしまっているのが現状です。
しかし、フロントエンドエンジニアの副業は30代以降の方でも可能です。
この記事では、フロントエンドエンジニアの副業について徹底解説していきます!
フロントエンドエンジニアとは
フロントエンドエンジニアは、主にWEBサイトの「目に見える部分」を開発する仕事です。
ユーザーが使いやすいように、画面の構成やデザインを設計していきます。
一方で、WEBサイトの「目に見えない部分」を開発する仕事をバックエンドエンジニアと呼びます。ユーザーのデータを保存したり更新する機能は、ユーザーの見えないところで処理されています。
なぜ30代でも可能なのか?
フロントエンジニアの副業が30代でも可能な理由は、主に3つあります。
- スキルが重要視されるから
- 人手不足だから
- 習得に年齢は関係ないから
スキルが重要視されるから
フロントエンドエンジニアにとって最も重要なことは、しっかりしたスキルを持っていることです。
高いスキルをもつフロントエンドエンジニアはあまり多くないのが現状です。
ですので、高品質なものを作成するスキルさえあれば、年齢は全く関係ありません。
人手不足だから
エンジニア業界は、常に人手不足に晒されています。
現状で31万人、2030年には79万人もの人材が不足するといわれているほどです。
参照: 「2030年には79万人の不足」IT人材不足の背景・エンジニアの将来性について解説
このことには、様々な理由が考えられます。
- IT業界の急速なアップデート、移り変わり
- 専門職で、とっつきづらいイメージ
- 少子化
ですが、これからエンジニアを目指す人にとって人材不足は大きなチャンスになります。
なぜなら、人材が不足していることは、それだけ需要があるということを意味しているからです。
どんなIT企業でも、スキルを持ったエンジニアは喉から手が出るほど欲しいものです。
繰り返しにはなりますが、スキルさえあれば年齢は関係ありません。
習得に年齢は関係がないから
当然ですが、プログラミングスキルは何歳からでも習得可能です。
言語学習と同じで、才能や年齢など関係なく、誰であっても身に付けることができます。
30代だからといって、遅すぎることはありません。
フロントエンドエンジニアの仕事内容
フロントエンジニアの副業案件はたくさんありますが、仕事内容は大きく分けて2種類に分けられます。
サイト制作
1つ目は、クライアントのWEBサイトを制作する仕事です。企業のホームページやランディングページ、メディアサイトなどを作り、クライアントのビジネスをサポートします。
サイト制作の仕事は、フロントエンジニアの副業の中でも最も敷居が低い案件だといえるでしょう。初心者でも気軽にお仕事を探すことができる「クラウドソーシング」にも、サイト制作の案件がたくさん掲載されています。
ホームページ制作・Webデザインの仕事を探す | 在宅ワーク・副業するなら【クラウドワークス】
10000円~50000円の案件が多いですが、コーポレートサイトの制作案件などは100000円~300000円になることもあります。
アプリケーションのフロントエンド開発
アプリケーションのフロントエンド開発も、フロントエンドエンジニアの仕事の1つです。
昨今、企業は様々なWEBアプリを開発・リリースしています。クーポンや決済など、日常生活に密接に関わる部分までアプリで済ますことができるようになりました。これからも、アプリやシステム開発の需要は伸びていくことが予想されています。
アプリ開発は、サイト制作よりも難易度・単価が高いのが特徴です。習得するのは大変ですが、実務経験が何よりも大切です。ある程度学習したら、初心者でも参加可能なプロジェクトに飛び込んでしまうのがスキルアップの近道といえるでしょう。
JavaScriptのフレームワークとは
アプリケーション開発をする場合、JavaScriptのフレームワークの知識が必須になります。
フレームワークとは、アプリケーション開発に必要な機能やファイルをあらかじめ提供してくれる枠組みのことです。ゼロからJavaScriptだけを使ってアプリケーションを開発することは非常に困難です。フレームワークは開発者の負担を大きく減らしつつ、高度な機能をすばやく実装します。
フレームワークの種類
JavaScriptのフレームワークは、たくさんの種類があります。どれを選べば良いか、迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、これから学習を始める方におすすめのフレームワークを紹介します。
Vue.js
Vue.jsの特徴は、直感的なわかりやすさです。コードがどのように動いているのかが感覚的に理解しやすいので、初心者に最もおすすめのフレームワークといえます。
どのフレームワークを学習するかわかったら、まずはVue.jsを選んでおけば問題ありません。
React.js
React.jsは、スマホアプリなどのWEBアプリケーションを開発するフレームワークです。InstagramなどのアプリはReactで作られています。
React.jsを学ぶことで「React Native」というフレームワークも使えるようになります。
この2つを使うことで、iPhoneとAndroidのアプリを1つの言語で同時に開発することができます。これは「クロスプラットフォーム」という開発手法で、近年注目が高まっています。
Angular.js
Angular.jsは、Googleが開発したアプリケーション開発のためのフレームワークです。フルスタックなフレームワークなので、大規模なアプリケーションもAngular1つで開発できてしまいます。
フロントエンドエンジニアの副業のおすすめの案件
WEBアプリケーション開発
WEBアプリケーション開発は副業としてはもちろん、スキルアップにもなるのでとてもおすすめです。
主にVue.js、React.jsなどのフレームワークを使い、システム開発やアプリケーションの表示画面実装などの仕事を行います。
副業としてアプリケーション開発をするならば、業務委託契約を結んで開発チームにジョインする流れが一般的です。
また、上記で紹介したように、JavaScriptのフレームワークの知識が必要になります。アプリケーション開発を副業にしたい人は、まずはフレームワークを学習しましょう。求人を確認してみて、一緒に仕事をしてみたい企業が採用するフレームワークを学習するのがおすすめです。
フレームワークをしっかり習得している人はあまり多くないのが現状です。使いこなすことができるようになれば、かなり市場価値の高い人材になることができるでしょう。
フレームワーク以外にも、企画やディレクション業務などを担当することができればさらに単価が上がります。本業での経験を活かすこともできますので、積極的に提案してみましょう。
WordPressサイト制作
副業としては、「WordPress制作案件」もおすすめです。
WordPressとは、世界で最も有名なCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。WordPressを利用すると、ブログなどの更新が必要がサイトを簡単に作ることができます。
WordPressサイトを自作するためには、PHPというプログラミング言語の知識が必須です。そのため、WordPressを使用しないサイト制作よりも単価が高くなる傾向があります。
PHPと聞くと「難しそう・・・」と感じる人も多いかもしれません。しかし、安心してください。WordPressで使うPHPの知識はかなり限られており、難易度もそこまで高くありません。サイト制作の基礎知識(HTML、CSS)がある方であれば、早ければ1ヶ月ほどで習得することも可能です。
コーディング
WordPressを使わなくても、サイトを制作することはできます。ブログのような、記事やお知らせなどを更新する必要がないサイトであれば、HTMLやCSS、jQueryの知識さえあればWEBサイトを作れます。
作れるサイトは主にコーポレートサイトやランディングページなど、様々です。初心者の方でも比較的受注しやすいので、フロントエンドエンジニアを目指す方であれば最初に通る道だといえます。
裏技:WEBマーケティングの仕事を取ろう
こちらはフロントエンドエンジニアのお仕事ではないのですが、サイト制作をしたい人は合わせて「WEBマーケティング」の勉強をするのがおすすめです。
webサイトは、作ったら終わりではありません。むしろ、制作が終わってからが本番です。
たとえおしゃれなサイトを作ったとしても、誰も見てくれなかったら何の意味もありません。
WEBマーケティングを学ぶことで、「お客様に見てもらえるサイト」「実際に商品の購入まで繋がるサイト」を制作することができるようになります。WEBマーケティングは、プログラミングとの互換性が非常に高い知識といえます。
おすすめの案件の取り方は、サイトを制作し納品した後にマーケティングの代行を提案してみることです。継続的な案件を獲得するためには、スキルよりも信頼関係が重要です。逆にいうと、未経験者でも獲得しやすいといえます。ぜひチャレンジしてみてください。
フロントエンドエンジニアの勉強方法
フロントエンドエンジニアになるための勉強方法は二種類あります。
- プログラミングスクール
- 参考書を使った独学
プログラミングスクール
「独学だと挫折してしまいそう」
「自分1人で勉強しても、モチベーションが続かない」
そんな方は、プログラミングスクールを受講することをおすすめします。
おすすめのスクールは以下の通りです。
TechAcademy(テックアカデミー)
JavaScript・jQueryオンライン講座(フロントエンドが学べるスクール) | TechAcademy
WordPress講座(オンラインスクール) | TechAcademy
TechCamp(テックキャンプ)
参考書を使った独学
学習のモチベーションを保てる方は、参考書を使った独学がおすすめです。スクールよりも安価で済ますことができるので、手軽に勉強を始められるのも嬉しいポイントですね。
始めの一冊は、こちらがおすすめです。
初心者の方であれば、この本から入るのが鉄板です。かなり丁寧な解説がされているので、挫折することなく学習を進められます。
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まとめ
ここまで、30代のフロントエンドエンジニアの副業について解説をしてきました。
要点は以下の3つです。
- スキルさえあれば、年齢は関係ない
- 副業なら、WEBサイト制作をしよう
- 独学かスクールで学習しよう
この記事を読んで、フロントエンドエンジニアの副業に興味を持った方は、ぜひ今すぐ学習を開始しましょう!