仮想通貨テザー(USDT)とは?特徴から今後の将来性、買い方まで徹底解説!

「テザー(USDT)ってどんな仮想通貨?」

「テザー(USDT)を購入する方法は?」

という疑問がある方向けに、この記事ではテザー(USDT)の特徴や通貨としての将来性、買い方を解説していきます。

テザー(USDT)はアメリカの多くの仮想通貨取引所に上場している代表的な仮想通貨で、他の通貨の取引に使用する基軸通貨として利用されています。

他の仮想通貨と異なり、価格が安定していることや、中央集権型で管理運営されていることなど様々な特徴のある通貨です。

テザー(USDT)について何も知らない方でも、この記事を最後まで読んで頂ければ、特徴を理解した上で購入できるようになります。

ざっくり言うと…
  • テザー(USDT)はテザー社が管理運営しているステーブルコイン
  • 価格変動が小さく、米ドルを担保に発行され価格が連動している
  • 海外仮想通貨取引所の基軸通貨として利用されている。
  • マルチシグやスマートコントラクトを実装して安全性を高めている。
  • まずは国内大手取引所のコインチェックでビットコイン(BTC)を購入し、海外取引所に送金する必要がある!
  • テザーを購入する海外取引所は、数多くの取り扱い通貨を誇り、日本語対応の『Binance』がおすすめ!

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テザー(USDT)とは?

テザー(USDT)とは?

テザー(USDT)とは、テザー社が発行管理しているステーブルコインです。

ステーブルコインとは安定した価格を実現するように設計された通貨で、法定通貨に変わる仮想通貨取引の基軸通貨として利用されています。

テザー(USDT)の新規発行はProof of Reservesというシステムで行われ、市場に出回るテザー(USDT)の量とテザー社が所有している米ドルの量を等しく保っています。

米ドルを担保にして、1USTDの価格が1ドルに調節される仕組みになっていることで、価格が安定している特徴があります。

テザー(USDT)は2015年から発行が始まり、数多くのステーブルコインの中で最も時価総額が高い通貨です。

2021年8月現在の市場ランキングは5位に位置し、現在も価格は安定しています。

テザー(USDT)の特徴

テザー(USDT)の特徴

テザー(USDT)の特徴は次の通りです。

テザー(USDT)の特徴
  • 価格変動が小さい
  • 取引所の基軸通貨として利用されている
  • 中央集権体制が確立
  • 「ペッグ通貨」としての機能

テザー(USDT)はビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨と異なる特徴があり、通貨の目的も違います。

価格変動が小さい

価格変動が小さい

テザー(USDT)は他の仮想通貨と比べると価格変動が非常に小さい特徴があります。

これは米ドルとテザー(USDT)が連動していることが関係しており、投資対象として購入するのではなく、他の仮想通貨で発生した利益を一度確定したい時にテザー(USDT)に交換して利用されています。

なので、テザー(USDT)は投資対象としては向かず、ボラリティの高い仮想通貨を利確する際に使用することが一般的です。

テザー(USDT)と米ドルは約2%ほどの乖離しか発生しておらず、値動きの激しい仮想通貨市場でも安心して保有できます。

取引所の基軸通貨として利用されている

取引所の基軸通貨として利用されている

価格変動が小さいことから、海外取引所の基軸通貨として利用されています。

テザー(USDT)などのステーブルコインは、ビットコインなどの仮想通貨が抱える、ボラリティの大きさ問題を解決するために開発され、価格が安定する仕組みで作られている。

現段階で仮想通貨で決済する場面では、ボラリティの高いビットコインやイーサリアムの使用は現実的ではありません。

そこで、投資家は投資対象としてビットコインやアルトコインを保有し、利益を確定する際には価格の安定性が高いテザー(USTD)に交換しています。

将来的にもテザー(USDT)が仮想通貨決済で使用される可能性が高いので、ドルを担保にできている限りテザー(USDT)の需要は高いでしょう。

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中央集権体制が確立

中央集権体制が確立

テザー(USDT)はテザー社が管理運営しているステーブルコインで、テザー社による中央集権体制が確立しています。

中央集権体制は必ずしも悪いことではありませんが、仮にテザー社が不正行為を行なっていることが発覚したり、破綻してしまえばテザー(USDT)の価値がなくなる可能性があります。

テザー(USDT)と同様に中央集権体制で発行されている仮想通貨としてリップルがあります。

リップルはリップル社が有価証券として違法に販売していたとして、2020年12月にアメリカ証券取引委員会に提訴されています。

この訴訟は2021年8月現在も決着がついていませんが、テザー(USDT)もリップルと同様に中央集権体制の通貨であることから、有価証券とされるリスクがあるでしょう。

「ペッグ通貨」としての機能

「ペッグ通貨」としての機能

テザー(USDT)はテザー社が管理運営しているペッグ通貨です。

ペッグ通貨とは他の通貨と価格を連動させる目的で作られた通貨で、解説した通りテザー(USDT)は米ドルと連動しています。

テザー社が所有している米ドルを担保に発行しており、1USTD=1ドルに価値が保たれています。

テザー(USDT)の価格推移

テザー(USDT)の価格推移

テザー(USDT)の過去の価格推移を確認すると、100円〜120円のレンジで推移していることが分かります。

これは米ドル/円の推移と同様の動きで、米ドルとテザー(USDT)が連動している証拠です。

2018年1月や2020年2月ごろなど、仮想通貨市場全体が大きく暴騰・暴落したタイミングでは一時的に乖離が大きくなるタイミングはありますが、すぐに回帰するので大きな問題はないでしょう。

テザー(USDT)の将来性

テザー(USDT)の将来性

テザー(USDT)の将来性に関わる内容は次の通りです。

テザー(USDT)の将来性
  • テザー問題
  • カウンターパーティーリスク
  • マルチシグの実装
  • スマートコントラクトの実装

テザー(USDT)の安全性や信頼性を高める、マルチシグやスマートコントラクトの実装や、テザー(USDT)自体の問題が将来性に大きく関わっています。

特にテザー問題とカウンターパーティーリスクは、今後も価格の安定性を保てるかどうかに関わる重要な要素です。

テザー問題

テザー問題

テザー(USDT)の将来性を考える上で、テザー問題は非常に重要です。

テザー問題とは、テザー(USDT)の時価総額と同額の米ドルをテザー社が所有しているのか?という問題です。

そもそも、ペッグ通貨であるテザー(USDT)は、テザー社が所有している米ドルを担保にして発行しているとされています。

しかし、テザー(USDT)の発行に関して、テザー社以外に情報が公開されていない完全なブラックボックス状態になっているんです。

情報が社外に公開されていないことから、テザー社がテザー(USDT)の時価総額分の米ドルを所有していないのではないか疑惑がかかっています。

テザー社への疑惑がかかり始めたのは2018年1月のことで、米商品先物取引委員会がテザー社に説明を要求したところ、テザー社は「一切コメントしない」と応じなかったことが原因です。

その後テザー(USDT)利用者が財務記録の提出を求めた際にも応じることはなく、疑惑は大きくなっています。

もしも疑惑の通りテザー社が同額の米ドルを所有していない場合、テザー社は担保資産なしでテザー(USDT)を発行しており、リスクゼロでビットコインなどの購入にテザー(USDT)を利用しているということです。

テザー問題が解決した場合は、テザー(USDT)への安心材料になりますが、疑惑が当たっていた場合はテザー(USDT)のみならず仮想通貨市場全体に大きなインパクトを与えることになるでしょう。

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カウンターパーティーリスク

カウンターパーティーリスク

解説した通り、テザー(USDT)は価格が安定した仮想通貨ではありますが、テザー社の中央集権体制の元で管理されているので、カウンターパーティーリスクがあります。

カウンターパーティーリスクとは、取引の相手方が債務不履行になり、定められた支払いが行われないリスクのことです。

テザー社に万が一不正が発覚したり、何かトラブルがあれば当然テザー(USDT)の価格にも影響を与えてしまいます。

実際に2021年7月にテザー社が銀行に対して虚偽の申告をして捜査対象になるニュースがあり、仮に刑事事件となればテザー(USDT)への取り締まりが厳しくなる可能性があります。

また、相場が不安定なタイミングではテザー(USDT)の発行量が増え、テザー社のドル資金が横領されるリスクもあります。

価格の安定性を目的に保有する通貨ではありますが、テザー社に全てがかかっていることは非常に大きいリスクになるでしょう。

マルチシグの実装

マルチシグの実装

テザー(USDT)は安全性をより向上するために、マルチシグの実装を予定しています。

マルチシグとは、仮想通貨アクセスに必要なパスワードを複数発行して、別々に管理することで安全性を高める仕組みです。

通常パスワードは1つしか発行せず、不正アクセスによりパスワードが流出してしまうと仮想通貨が盗まれてしまう可能性があります。

しかし、複数のパスワードを別々に管理するマルチシグでは、例えハッキングの被害にあっても、全てのパスワードが流出する可能性が低く、安全性が非常に高いです。

解説した通り、テザー(USDT)は仮想通貨取引所の基軸通貨として利用されているので、安全性が特に重要になります。

安全性の低いステーブルコインには価値がないので、マルチシグの実装はテザー(USDT)の需要をより高める要因になるでしょう。

スマートコントラクトの実装

スマートコントラクトの実装

マルチシグに加えて、テザー(USDT)にスマートコントラクトを実装することも予定しています。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上の概念のことで、ブロックチェーン上の取引もしくは外部から取り込まれた情報をトリガーにプログラムを実行することです。

あらかじめ定められた一定のルールに従って、自動で契約される技術なので、スマートコントラクトが実装されれば取引内容の改ざんを防ぎ、仲介者が必要ないのでコスト削減も期待できます。

スマートコントラクトにより実行された取引内容はブロックチェーン上に公開され、不正が行われても検知することができます。

また、仲介者を挟まずに自動で契約できることから、情報を抜かれる可能性も低くなります。

マルチシグと同様にスマートコントラクトもセキュリティレベルを向上させる技術で、テザー(USDT)の信頼性を高められるはずです。

テザー(USDT)の買い方

テザー(USDT)は2021年8月時点では日本国内の仮想通貨取引所に上場しておらず、海外の取引所で購入する必要があります。

海外では非常に多くの仮想通貨取引所に上場しており、主要基軸通貨として利用されています。

購入できる主な取引所は以下の通りです。

  • バイナンス
  • ビットフィネックス
  • エフティーエックス
  • フォビグローバル
  • オーケーイーエックス
  • クラーケン

金融庁による法規制の目処が立たない限り、今後もテザー(USDT)が上昇する可能性は低いので、海外取引所を利用しましょう。

テザー(USDT)を購入する流れは次の通りです。

  1. コインチェックで口座を開設
  2. 海外取引所の口座を開設
  3. コインチェックでビットコイン(BTC)を購入
  4. 海外取引所にビットコイン(BTC)を送金
  5. テザー(USDT)を購入

まずは国内取引所で口座開設を行い、ビットコインなど仮想通貨を購入してから海外取引所に送金してテザー(USDT)に交換します。

国内取引所でおすすめなのは取扱通貨数が国内No.1で、口座開設や取引操作が簡単でスピーディーなコインチェックです。

セキュリティレベルも高く、仮想通貨取引初心者の方にも使いやすい特徴があります。

また、海外取引所は日本語対応の「バイナンス」がおすすめです!

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まとめ

今回は代表的なステーブルコインであるテザー(USDT)の特徴や将来性、買い方を解説しました。

テザー(USDT)にはテザー問題や中央主権体制によるカウンターパーティーリスクなどがありますが、米ドルと価格が連動している価値の安定した通貨であり、基軸通貨として利用できる特徴があります。

国内取引所には上場していないので、この記事で紹介したような海外の仮想通貨取引所に口座開設を行なって購入してみてください。